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介護保険ってどんなとき使うの?

介護保険はどのような時に利用できるのか

ご家族の中に介護が必要な人が今いなくても、近所の方が介護が必要な状態だったり、お友達の親御さんが介護が必須という状態の方もいると思います。
そういった姿を見ていると、いずれ我が家も介護が必要となるのだろうな・・と不安になるものです。

でも介護が必要な状態になったご家族ができてから、介護を知るということでは納得のいく介護にならない可能性もあります。
そこで、介護保険はどのような時に利用できるのか、理解しておくべきです。

介護保険とは何か

介護保険制度は1997年に成立、その後、2000年までに周知期間を設け今実施されているものとなります。
高齢化が一気に進んだこと、家族の構成が大きく変わったことなどもあり、従来の「老人福祉の考え方」では到底受け止めきれない状態となったのです。
そこで介護保険という制度が誕生し、今実際に利用されています。
>>よくわかる介護保険と利用料金

利用者の選択権の尊重の中で、できる限り介護を必要としない状態を保つこと、その努力もともに求めており、住み慣れた家で継続的に暮らすことができるように日頃から予防重視し、在宅を優先させるということが求められているようです。
また自宅に暮らしながら老人保健施設が運営するリハビリのサービスを利用し、介護給付を受けて通所リハビリを受ける事もできます。

通所でリハビリを利用する通所介護とは

高齢になって歩くことなどがしにくくなったとき、また体の動きがままならなくなったときなど、日常生活に支障をきたすとき、動きを少しでも良くしていくためのリハビリを行う事も多いです。
そんな時に利用できるのが通所リハビリテーションであり、要介護者が自宅で生活しながら、介護サービスを受けることができる方法となります。

介護の中のリハビリは、介護予防給付により高齢者の社会とのかかわり、早期に病気発見に努める、また介護を受ける方の心に寄り添うものです。
また介護給付を受けて高齢者の介護事業としてリハビリを行うものとされています。
この中で、予防介護給付というものと、介護給付があるのです。

体の動きが鈍くなるとどうしても家の中にこもりがちになりますが、そんな時、介護サービスが迎えに来てくれて通所リハビリができれば、地域社会との接点もできます。
通所によるリハビリは高齢の方にとっても、またご家族にとっても非常に大きな意味をもっているのです。

公的ではない、民間や社会福祉法人の通所介護とは

通所介護というのはよく民間の介護サービスなどで利用されている「デイサービス」と呼ばれるものになります。
この通所介護の倍、日常生活支援ということが目的となるので医師による指示などは必要なく利用できるのです。

規制改革を幾度も行い、それによって介護、障害児などの社会福祉という形でも、また社会福祉法人やNPO法人などと連携を持つこともできます。
こうした民間や社会福祉法人が増加したことによって、競争も起こりそれによって効率よく利用できるようになったこと、また経費等もかなり削減となり介護を受ける側の選択肢として利用が多くなっているようです。

民間、社会福祉法人の場所に規定はない

民間や社会福祉法人が行っている通所介護、いわゆるデイサービスの安倍、地方公共団体が支援援助する包括支援センターが主軸となり、そのうえで介護が必要な方がいるご家庭に伺い予防介護、介護認定など行い、一定の基準として介護サービス内容が決まります。
通所介護を利用される多くの方が要支援ということもあり、民間サービスの運用はかなり幅広く利用されているようです。

たくさんの方が円滑に生活できるようにと、民間の施設、社会福祉法人の施設など、場所に規定がないのもうれしいところといわれています。
デイサービスがあることでご家族も日中、仕事に安心して通うことができるなどメリットも高いのです。

介護保険適用の階数の違い、これは注意ポイント

介護保険を利用して通所リハビリに通っている訪問リハビリを受けるという時、そこに違いは存在しないのですが、医療保険によるサービスなのか、海保保険によるサービスなのか、そこには大きな違いがあります。
通常、介護保険の基準として、20分未満から90分未満などの区分が適用されるのです。

しかし医療保険でこのサービスを利用する場合、保険点数がかかわってくるのでサービス内容が不十分となることもあります。
また自費介護ということもあるので、医療保険適用のリハビリという場合には注意が必要となるのです。

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